タイニーハウスのつくり方①セルフビルド(自作)の工程とメリット

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©︎photo by Yuki Soma

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はじめに

「自分でタイニーハウスを作りたい。」
タイニーハウスを愛してやまない私は、いつしかそう思うようになっていました。

2018年1月ついに自分で作る決意をし、今も制作途中で完成は2019年の春頃になりそうです。

数年前からタイニーハウスに関するイベントを月1〜2回ほど開催していますが、日に日にタイニーハウスを作りたい、住んでみたい、という声を多く聞くようになってきました。

しかし、みんなわからないことだらけで不安そうです。私もそうでした。
実際、タイニーハウスを作ることは想像以上に大変です。

でも大丈夫。「実現したい」その気持ちがあれば、必ずできます。

私は本当に絵に描いたような不器用で、DIYは全くと言っていいほど経験がありませんでした。
そんな私ですら、タイニーハウスの完成を間近に控えているのです!あなたにもきっとできます。

この経験が今この記事を読んでくださっているあなたの役に立てばと思い、少しずつ記していきます。

自分でつくる=セルフビルド(自作)のメリット

そもそも、セルフビルドすることにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

過去の記事「移動ができるちいさな家、タイニーハウスとは?」でもお伝えしましたが、タイニーハウスは小さいからこそ、自分で作ること(セルフビルド)ができます。

ハウスメーカーや大工さんに依頼することもできますが、そうすると700〜800万円程かかります。
一方、自分で作ると工賃分の費用が抑えることができます。セルフビルドの費用についてはこちらの記事に詳しくまとめてありますが、概ね400万円前後が目安です。

なにより、自分の家を自分でつくることは、徹底的に自分の生き方と向き合う機会でもあります。

タイニーハウスの大きさはどのくらいがよいか。キッチンやトイレ、シャワーなどの水回りはオフグリッドにするか、上下水をつなげるか。木材や断熱材は、どのようなものを使うか。三角屋根にするか、天窓はつけるか・・・。

その答えは、「自分がどのように生きていきたいか」を突き詰めたところにあります。
これは実は結構辛い作業でもあるのですが、それが明確になってきた時、何とも言えない達成感があります。

「ああ、自分はこんな暮らしがしたかったのか」
それをぜひ、一人でも多くの人に感じていただきたいと思っています。

工程・期間について

タイニーハウス作りに必要な工程は、ざっと以下の通り。

①つくりたいタイニーハウスのイメージを決める
②図面を描く
③セルフビルドするための土地を探す
④シャーシを購入する
⑤車庫証明を取得する
⑥工具や材料を購入する
⑦セルフビルド開始!
・床を作る
・壁を作る
・屋根を作る
・ロフト・間仕切り壁を作る
・設備(キッチン・トイレ・シャワー)を設置する
・建具(扉・窓)をはめる
・内外装を完成させる
※セルフビルド開始以降の行程は多少前後します。

以下は私の工程なので参考程度ですが、図示するとこのようなイメージです。

©︎Yuki Soma

①〜⑥までの準備を含めた制作期間は割くことのできる時間に左右されますが、順調にいけば1年弱、長いと2年程かかると思います。
ちなみに私は図の通り、セルフビルドを決意してから作り始めるまで約9ヶ月かかりました(笑)

何に一番時間がかかったかというと、
②図面を描く③セルフビルドするための土地を探すの2つなのですが、その理由についてはそれぞれの記事で詳しく書いていきます。

とにかくスケジュールは余裕を持って見ておいた方がいいと思います。

とはいえ、お仕事をされている方でも出来ないことはありません。私自身も仕事をしながら作っていましたし、アメリカでタイニーハウスに暮らしている人々の中でも土日を主に使い、1〜2年かけて作ったということも多くあります。

あまり焦らず、しかしゴールは見据えて計画的に準備を進めていきましょう!

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