【2024年最新】100万円〜購入できるおすすめタイニーハウスと価格別の特徴

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ちいさくて移動ができる家、タイニーハウス。でもやはり気になるのは、それにかかるお金ではないでしょうか。

実際のところ、タイニーハウスの価格帯は100万円〜800万円まで様々。その大きさや仕様、設備の有無などによって大きく変わってきます。

この記事では目的にあったものを選べるよう価格帯を二つに分け、私自身が体験したり作り手の顔を知っている、本当におすすめできるタイニーハウスのみを厳選して、まとめていきます!

《この記事は全2ページです。次ページ:設備充実、住まいや店舗としても使える移動式も。「400〜800万円台のタイニーハウス」はこちら

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100〜300万円台のタイニーハウス

100〜300万円のタイニーハウスは10㎡前後で、標準仕様ではキッチンやトイレ、シャワーなどの水回りがなく、断熱等も最低限であることがほとんど。

なぜなら住居用ではなく、趣味の部屋やちいさなお店など母屋の付帯スペースとしての役割が主であるため、それに則したシンプルなタイニーハウスであり、従来の「小屋」に近いといえます。

2014年頃からいくつかのハウスメーカーが「10㎡の小屋」を発売しはじめました。
なぜ10㎡かというと、10㎡に満たなければ建築確認申請が基本的に不要なため。(※一部の地域ではこの限りではありません)
また、10㎡くらいの大きさであればセルフビルド(自作)もしやすいため、キットにして販売しているメーカーもあります。

そんな、お財布にも優しくコンパクトで使い勝手のよい、100〜300万円台のおすすめタイニーハウスをご紹介していきます!

「IMAGO(イマーゴ)」by BESS

IMAGO-A 画像提供:株式会社アールシーコア

価格(税込) 146万円〜(※BESSユーザー146万円・一般165万円、キットのみ施工別)
大きさ 屋内約9.87㎡(奥行4,700mm×幅2,100mm×高さ1,986〜2,397mm)
タイプ キット販売・基礎固定式
標準仕様 ログ壁:厚さ70mm・高さ137mm×14~18段、建具:アルミサッシュ、アルミドア(ガラス入り)、BESSロゴ、図面、ビルドマニュアル
オプション 水回り等オプションは別途相談
購入・問い合わせ https://imago.bess.jp

IMAGOは全国にログハウスをはじめとした自然派個性住宅ブランド「BESS」が展開する10㎡のログ小屋。セルフビルドを前提としたキット販売で、マニュアルも付属しているため安心です。(地域の工務店に施工をお願いすることもできます)

ログハウスは木を積み重ね組み立てていくため、セルフビルドしやすいのが大きな特徴。仲間内でわいわいセルフビルドすると、とっても楽しいです。実は私もやったことがあります笑

ただし断熱材は入っておらず、ログ材の厚みのみの最低限の断熱のため、居住よりは趣味の小屋や子供部屋としての用途がおすすめです。
小さいながらもトイレやシャワー、電気を引けばエアコンをつけることもできるので、ちょっとした宿泊施設や事務所としてもいいかもしれません。
テントと組み合わせればグランピング的な、ラグジュアリーなキャンプ施設にもなりそうです。

IMAGO-Rの内観。意外と広い!画像提供:株式会社アールシーコア

片流れ屋根のIMAGO-Rは外空間と一緒に楽しむのに、三角屋根のIMAGO-Aは室内空間を充実させるのに最適。
さすがはログハウスメーカー、建築確認も取得可能です。(このサイズの小屋で確認申請可能な仕様は中々ありません)

IMAGOは全国にあるBESSの一部の展示場で体験することができますので、ぜひ遊びにいってみてください!

「無印良品の小屋」by 無印良品

画像提供:株式会社良品計画

価格(税込) 都度見積もり(以前は300万円程度。現在は都度見積もりに変更)
大きさ 屋内約9.1m²、縁側3.1m²(奥行3,830mm×幅3,510mm×高さ3,340mm)
タイプ 基礎固定式
標準仕様 外壁:焼き杉材、内壁:構造用合板、ひのき材単板、床:モルタル仕上げ、屋根:構造用合板、アスファルトルーフィング、ガルバリウム鋼板、引き戸・小窓:アルミサッシ(単層ガラス)、断熱材:ポリスチレンフォーム(屋根裏のみ)
オプション シーリング照明用電源、スイッチ、コンセント、エアコン用コンセント、給排気口、網戸、断熱材
購入・問い合わせ https://www.muji.com/jp/mujihut/

無印良品の小屋の特徴は、縁側があり開口部が広く、自然と一体になれるということ!
また、外壁の焼杉をはじめ国産材を使用しており、オプションで断熱仕様、防犯仕様の他、電源や給排気口なども取り付けられます。

屋内約9.1m²とコンパクトながら縁側が3.1m²もあるため、あまり狭さを感じさせません。

ただ無心に、自然と繋がることができる。画像提供:株式会社良品計画

無印良品の小屋も、群馬県嬬恋村にある無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場で宿泊することができる他、千葉県のシラハマ校舎では区画を借りて、購入した無印良品の小屋を建てることもできます。

ちなみにシラハマ校舎で小屋を建てるには、以下が必要です。※金額は変わることがあります。
①無印良品の小屋:都度見積もり(※以前は300万円程度、現在は都度見積もり。照明やコンセント、断熱材はオプションで別途)
②施設設備費:500,000円(確認申請費用、旧排気口設置、電気工事、共用施設整備・メンテナンス等)
③管理費:月額15,000円~(水回り、駐車場、電気代。エアコンなどの電気消費大型品を利用する場合は、+5,000~10,000円程度)
④固定資産税(年額10,000円前後)

月額費用はややかかりますが、タイニーハウスビレッジのように土地を所有しなくてよく、水回りを共用で使えることは大きなメリットではないでしょうか。

せっかくだから、無印のインテリアで統一するのも素敵!
無駄なものは省き、シンプルにミニマルに暮らしたい方にはおすすめです。

「mocoYA(モコヤ)」byマルス建築舎

画像提供:マルス建築舎

価格(税込) 4.5帖タイプ・97.8万円〜(キットのみ施工別)
大きさ 4.5帖タイプ・床面積:7.45㎡(奥行2,730mm×幅2,730mm×高さ4102mm)
タイプ 基礎固定式
標準仕様 構造:木造パネル工法、屋根:アスファルトシングル葺き、外壁:ウエスタンレッドシダー、天井・壁:OSB合板、床:ムク板、窓:住宅用サッシ(ペアガラス)×1、アルミ製ドア×1
オプション 断熱材、ウッドデッキ、ロフト、天窓等
購入・問い合わせ http://www.marsu.co.jp

mocoYA(モコヤ)は長野県飯田市に拠点を置く、マルス建築舎が発売する小屋。
大きさは4.5帖(7.45㎡)〜10帖(16.5㎡)、価格はサイズに応じて97.8万円〜385万円まで用途に合わせて選ぶことができます。
外観も三角屋根、片流れを初め、ちょっと変わった六角形まで様々。

IMAGOと同じように施工は別途となりますが、このサイズなので施工にかかる期間はわずか3日程度!
DIYに自信のある方は自分で作ることもできますし、難しい場合は地域の工務店やマルス建築舎にお願いすることも可能です。

画像提供:マルス建築舎

程よいサイズと可愛らしさで、子供部屋や小さなお店としても最適なmocoYA。
家の隣にあったら、ずっとここで過ごしたくなっちゃいそうです。

「Roomette(ルーメット)」by CROCOARTFACTORY

出典:RoometteHP http://www.crocoart-factory.co.jp

価格(税込) 280.5万円〜
大きさ 約7〜10m²(奥行3,590mm〜4,660mm×幅2,220×高さ2,340mm)
タイプ トレーラー
標準仕様 サイド窓1箇所(右側)、リア窓1箇所 、ドア1箇所(左側前方)、内装無し
オプション ドア・窓の位置選択、断熱等
購入・問い合わせ http://www.crocoart-factory.co.jp/automobile/roomette

卵のようなかわいらしいボディーが目を引く、Roomette(ルーメット)。
Short(約7㎡)とLong、1500(約10㎡)の2サイズから選べ、価格も280.5万円〜とお手頃!

そのコンパクトさと牽引のしやすさから、移動販売のお店などとしてもよく使われています。

カスタマイズも充実しており、オプションで断熱強化、給水タンク設置、窓やドアの位置変更などもできるため、用途に合わせて自分だけのオリジナルルーメットを制作してもらうこともできます・・・!

また、標準色は白ですがラッピングもできるため、商品PRのイベントカーとしても最適です。
さらにさらに、重量を750kg以下に抑えれば普通免許で牽引することも可能。

旅のお供に、ちいさなお店に。
コロンとかわいいルーメット、いかがですか?

100〜300万円台のタイニーハウスまとめ

◎メリット
・価格が安く、手に入りやすい
・セルフビルドが比較的容易で、コストを抑えながら楽しめる
・10㎡以内であれば基本的に建築確認申請が不要で、施工場所の幅が広がる
・大手メーカーのモデルは体験できる場合が多い
・(トレーラーの場合)コンパクトで、普通免許で牽引しやすいモデルが多い

△デメリット
・キットで納品され施工手配が別途必要な場合は、コストと手間が別途かかる
・空間が小さく、水回り等の設備や断熱、快適性に制限がある=長期間滞在にはあまり向いていない、用途が制限される
・低価格を実現するため、材や間取り、設備の変更に制限がある場合が多い

次ページ:設備充実、住まいや店舗としても使える移動式も。「400〜800万円台のタイニーハウス」

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