タイニーハウスのつくり方⑦|壁・床をつくる

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こんにちは!そうまです。最近忙しく、投稿が滞っておりごめんなさい・・・。

長らく準備のいろはが続いた「タイニーハウスの作り方」ですが、これからはいよいよ手を動かして作る段階に入っていきます。

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トレーラー(移動式)ならではの注意点

インターネットで「小屋 自作」とか、「小屋 DIY」と検索すると、6畳ほどの小屋の作り方はたくさん出てきます。

みなさん工夫をしていて、安く、とても素敵な小屋を作られているのですが、シャーシ(トレーラー)の上に作る、移動式のタイニーハウスにおいては作り方がやや異なるので注意が必要です。

移動式のタイニーハウスは建物ではなく車と同じ扱いとなるため、建築基準法は適用されません。
しかし、だからといって自由に作って良いというわけではなく、車として安全に道路を走行できるよう、道路交通法上の制限を守る必要があります。

代表的なものは以下の3つ。(細かな制限は国土交通省のHPから確認してみてください。)
・(地面からの)高さ3.8m
・横幅2.5m
・長さ12m

また、道路走行や日々の使用に支障のないよう、必ず大工さんの指導のもと、しっかりした構造のタイニーハウスを作るようにしましょう。

図面について

図面はシンプルな2×4工法かつ小さな家であれば自分で描けなくありませんが、自信がない場合は設計士さんなどにお願いしましょう。
私は本を参考にしつつ、要所要所で設計士さんや大工さんにチェックしてもらいながら図面を描きました。

CADも近頃は無料で使いやすいものも出てきているので、使いこなせると手書きより詳細かつイメージが湧いてきます。

おすすめはFloor plannerJwcadというソフト。
Floor plannerは家具など配置したり色や質感を変えることができるので、臨場感あるイメージに仕上がります。Jwcadは少々コツがいりますが、本格的な図面を描くことができます。

↓こちらはFloor plannerで作ったもの。

©Yuki Soma

図面についてはこちらの記事でもまとめているので、参考にしてみてください。

セルフビルドにおすすめ!2×4工法

セルフビルドの場合、2×4工法がおすすめです。

日本の伝統的な工法である「木造軸組工法」は設計上の自由がある反面工法が複雑で、職人の技術によって仕上がりや耐久性が違ってくることも。

一方2×4工法は材の配置ルールがある程度決まっているためシステム化しやすく、設計や施工が比較的容易という特徴があります。
また、この工法で使う2×4材は加工しやすく、ホームセンターなどで安価に入手できることも大きなメリットです。

©︎Yuki Soma


↑とってもざっくりですが、2×4工法のイメージ。等間隔で2×4材を入れ枠組みをつくり、構造用合板をはめ壁にし、最後に4面を合体させ箱状にしていきます。

床と壁と作ろう!

それではいよいよ手を動かす段階へ。
シャーシを用意したら、まずは床と壁を作っていきます。

完成形はこんな感じ。
壁をいくつかのパーツに分けて床の上で作って、最後にシャーシの上で合体させます。

使用する材料と工具は主に以下。

<材料>
・2×4材(主に6ft・1820mm、8ft・2430mm)
・構造用合板(9mmまたは12mm)
・ビス(30mm、65mm、75mm、90mm、120mm)

<工具>
・インパクトドライバー
・丸のこ※置き型のスライド丸のこがあるととても楽!
・丸のこガイド
・スケール(メジャー)
・さしがね
・えんぴつ
・クランプ

基本的な道具についてはこちらの記事を参考にしてください。

壁作りの動作はとてもシンプル。覚えてしまえばそこまで難しくありません。
測る、切る、ビスでとめる(合体させる)、の繰り返しです。

10〜12ftくらい(3〜4m)のタイニーハウスなら前・後・左・右の4つに分けて壁を作ります。
一方私のもぐら号のよう全長5m以上になる場合は4つだと一枚一枚が重くなってしまい立ち上げが大変なため、左右の壁を2つずつに分割し、全部で6つのパーツに分け壁を作っていきます。


2×4材は比較的軽く、非力な私でもひょいと運ぶことができます。
男性なら3本くらいいけちゃうんじゃないかな。



次にスケールと差し金を使って、長さを測ります。
購入してきた材は端が必ずしも直角になっているとは限らないので、直角にするための端切りをします。(長く切るともったいないので、10〜20mmも切れば十分です。)

直角にしたら、そこからスケールで長さを測り、印をつけます。


長さを測ったら、丸のこガイド(ジャスティーがおすすめ)に沿わせ、直角がずれないように切っていきます。
丸のこは材にぴったりと押し当て、浮き上がらないようにしましょう。

また丸のこは正しく使わないと、反動で戻ってくる「キックバック」と呼ばれる現象が起こり危険です。
キックバックは主にまっすぐ切ることと、後ろ側の刃が材に当たらないようにする(材の厚み+ちょっと分だけ刃を出す)ことで防ぐことができます。

丸のこの安全な使い方については以下の動画がわかりやすいので、参考にしてみてください。

DIY・初級編3 丸ノコの安全な使い方!キックバックの注意点とオススメ定規は?カミヤ木工のDIY家具教室

丸のこははじめこそ怖いですが、慣れれば面白いように切れるようになります。
セルフビルドの必需品なので、怪我に気をつけつつ、頑張って克服しましょう!


材を切ったらインパクトドライバーでとめていきます。

ビスは安くて種類もあるコースレッドという商品が主流ですが、迷ってしまうのがビスの長さ。
目安は「ビスの長さ=取付材の厚さ+20mm」。これさえ覚えておけば、どんな状況でも瞬時に判断できるようになります。

今回、2×4材の厚みは38mmなので、65mmのビスを使用していきます。


壁枠に貼る構造用合板は910mm×1820mmであるため、無駄なくかつ構造が担保されるように、455mm(910mmの半分)ごとに2×4材を入れていきます。
必ず2×4材の芯〜芯で測り、ビスがちょうど455mmピッチで入るようにしましょう。ビスは1箇所につき2つ打ちます。


壁枠ができたら・・・


1820mm・910mmの合板を貼ります。455mmごとに入れた2×4材のところに30mm前後のビスを10〜15cmピッチで打っていきます。

室内側は電気配線や水道配管をする必要があるため、合板を貼るのは外壁側のみですので注意です!

合板の厚みは9mmまたは12mm。
12mmの方が当然しっかりしていますが、トレーラー型だとハウスの重量をシャーシの制限積載重量内(※シャーシによって異なる)に収める必要があるため、材料の重さは非常に重要です。たった3mmでも重さは全くことなりますし、それが何枚も重なれば何十キロ、何百キロと変わってきます。

使用するシャーシの重量と相談をして決めましょう。
(壁は9mmでもなんとか大丈夫ですが、床は12mm以上がおすすめです。)


窓の高さを確かめている図。

窓の部分は、実際に入れる窓の大きさよりも5mm程大きめにしておくと安心です。
大きい分には最後にスペーサーで調整できますが、窓が入らなかった!となると、悲惨ですからね・・・。

大工さんから基本を学ぶ大切さ

壁・床の作り方は覚えてしまえばシンプルで、タイニーハウス作りの中でも簡単なパートに入ります。

しかしながら、ここでしっかりと直角や長さ(455mm間隔など)をきっちりと作っていたかいないかで、そのあとの苦労がかなり変わってきます。
私は元々不器用なこともあり、直角が若干曲がっていたり、長さが数ミリ違っていたり・・・ということもあり、後半憂き目に合いました・・・・。

また、これからずっと使うスケール、差し金、インパクト、丸のこなどを何度も使うため、壁作りが終わると工具が一通り使えるようになっているかと思います。

タイニーハウス作りは、完全に一人では難しいです。
トレーラーの上でも家は家なので、快適に生活し安全に走行できるよう構造はしっかりとしているべきですし、思わぬところでつまづいたり、様々な疑問が湧いてきます。

したがって、自作を考えている人は無理に全て一人でやろうとせず、「大工さん」というスーパースターを要所要所で使っていきましょう。

大工さんの日当は人によりますが、だいたい1.5〜2.5万円/日が目安。
高いと思うかもしれませんが、安心が担保されると思えば安いものですし、プロからの学びはこれからずっと生きる、貴重なものです。

日数でいうと最低でも5日、できれば10日くらいは大工さんがいた方が進みが早いですし、自己流ではなくしっかりと基本を学ぶことができます。
特に一番最初の壁作りの段階で、超基本を学んでおくことを強くおすすめします。

タイニーハウス作りはまだまだ始まったばかりですよ〜。楽しんでいきましょう!

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