オーストラリア紀行もこれで最後です!
最終回は、ちょっとした旅の節約術について。
私は元々旅が好きでよく行くのですが、旅費を節約するため毎回航空券は安いものを探します。
今回は一番安かった中国南方航空を利用したのですが、そのとき便利だったのが「無料宿泊施設提供サービス」。意外と知られておらず、対象なのに申告せずサービスを受けていない人は、実はたくさんいます!
そんなもったいない旅人を減らすため、今回は中国南方航空の無料宿泊サービスについてご紹介したいと思います!
無料宿泊サービスの利用条件
航空券は旅費の大部分を占めるので、なんとか節約したいもの。
しかし格安航空券によくあるのが経由便で、しかも乗り継ぎ時間が長いということ。
長い時は10時間以上あり、空港で一夜を明かさなくてはいけないこともあります。
何時間も空港で待機するのは疲れるし、ちょっと心細いですよね。
なんとか安く快適に旅ができないものか・・・・
そんな旅人たちにおすすめしたいのが、中国南方航空です!
中国南方航空は主に中国、東南アジア、オセアニア、ヨーロッパ、北米など世界42ヶ国へ就航しています。
日本から世界各国への直行便は少ないのですが、広州など中国経由の便はとても多いため、経由便であればLCCと同程度の値段(3万円前後〜)で航空券を購入することができます。
経由便の乗り継ぎ時間は1〜2時間と短時間のものから、8時間以上と翌日まで待つものまで様々。
そこで中国南方航空はなんと、一定の条件を満たすと無料でホテルを用意してくれます!
無料宿泊サービスを受ける条件
・国際線から国際線、国際線から国内線、国内線から国際線への乗り換えの場合
→乗り継ぎ時間が8〜48時間であること
・国内線から国内線への乗り換えの場合
→午後12時以前に乗り継ぎフライトがなく、フライトの到着予定時間が、午後11時以降、且つ乗り継ぎフライトの出発時間が翌日の午前6時以降であり、乗り継ぎ時間が24時間以内であること
・広州国際空港での乗り換えであること
つまり、中国経由の国際線(オーストラリア→広州→日本など)は国際線から国際線、中国国内の空港を乗り継ぐ国際線(北京→広州→オーストラリアなど)は国内線から国際線に当てはまるため、「乗り継ぎ時間が8〜48時間」のみ満たせばサービスが適用されます。
一方、北京→広州といった国内線から国内線のパターンはあまり利用しないと思いますが、この場合は到着時間など条件が増えるので注意が必要です。
以前このサービスを受けるには公式HPから航空券を購入する必要があったようですが、現在は他の予約サイト経由の購入でも問題ないようです。
ちなみに私はSkyscannerで比較をし、一番安いサイトからエコノミークラスの航空券を予約しました。
中国南方航空のHPにも詳細が乗っていますが正直わかりにくいので、不安な場合はサービスデスクへ問い合わせると確実です。私も問い合わせましたが、日本語で丁寧に教えてくれました。
▼日本語サービスデスク03-5157-8011(受付時間:平日9:30~17:30)
50番カウンターを目指せ!空港到着〜ホテルへ
飛行機が広州に到着したら一旦中国に入国します。
中国南方航空の無料宿泊サービスを利用したい旨を伝えると(航空会社のスタッフでも空港職員でも、たいてい知っています)、「50番カウンターに行くように(カウンター、フィフティ!)」と言われます。
むしろそれしか言われないので、ひたすら「50番カウンター」を目指します。
こちらが50番カウンター。
見ての通り50番カウンターというより「50番出口近くのカウンター」なので、迷わないようにしましょう!
私は方向音痴でだいぶ迷ってしまったのですが、メルボルン→広州で隣の席になった中国人・Davidに助けられ、なんとかたどり着くことができました。ありがとう、デイビット!!
カウンターには中国南方航空のスタッフがいるので、航空券を見せて無料宿泊サービスを受けたい旨を話すとすんなり「オッケー」と言って、タブレット端末を見せられます。
タブレットには10〜15種類程のホテルが表示されており、外観や室内の写真、アメニティー、立地などから好きなホテルが選べます。
全部中国語なので、わからない人はスタッフにおすすめを聞くか、思い切って写真で選びましょう。私は写真で選びました!笑
ホテルのグレードはA〜Dまであり、エコノミークラスの人が選べるのはCまたはDグレードホテルとなりますが、十分良さげなホテルばかりでした。
ホテルを選ぶと丸いシールを渡され、これを服の見やすい位置に貼り、ケンタッキー前の待合スペースでスタッフが迎えにくるまで待っているよう言われます。
私の他にも10人ほど待っており、シールはホテルによって色分けされているようで、同じシールを貼った人を見かけると謎の仲間意識が芽生えます。笑
15分程でホテル毎にスタッフの方が迎えに来てバスまで案内してくれるので、ついて行きましょう!
(このとき、シールを目立つ位置に貼らないと見過ごされてしまうので注意です)
バスに乗車すると、20分程でホテルに到着。
ホテルによって空港からの距離は異なりますが、どこも10〜20分程と遠くない距離にあるようです。
ホテルチェックイン〜空港へ出発
チェックインはフロントでパスポートと航空券を見せるだけで、あっさり完了。
次の日のフライトは朝9時半頃だったのですが、ホテルに朝5時にバスが迎えに来ると伝えられました。(は、はやい・・・!)
お部屋はこちら!なかなかいい感じです。
後で調べたらここは「W Y Lera Hotel」とうホテルで、価格帯は6,500円〜/泊ほど。
ホテルによっては晩御飯付きのところもあるようですが、このホテルは晩御飯なしでした。
ホテル周辺を出歩くこともできるので、余力があれば事前に少し両替をしておき、ご飯を食べにいったりしてもいいかもしれません。
翌日は4時半にモーニングコールがあり、予定通り5時にバスが出発。ホテルの出発時刻はフライト時間に合わせて、調整してくれるようです。
朝チェックアウトするとき、フロントで朝食の牛乳と餡パンと洋梨を貰いました。なかなか親切ですね!
ちなみにこの洋梨は食べきれず、日本に帰国した時に検疫で没収されてしまいました・・・。ごめんよ、梨・・・。
まとめ
中国南方航空は正直、ネットで酷評されていることが多いのですが、個人的には全体的にサービスはよかったと思います!
今までにアメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空、シンガポール航空、マレーシア航空、タイ航空、中華航空、大韓航空、エミレーツ航空、エチオビア航空、日本航空、全日空・・・などに乗ったことがありますが、その中で一番とはいわずとも、映画の種類もたくさんありますし、機内食やスタッフの方のサービスも他の航空会社と遜色ありませ
んでした。
私はもともと機内食は好きではないのですが、日本→広州の点心と、広州→日本のうなぎは中々美味しかったです。(しかし“Fish or meat?”のfishがうなぎだと思った人がどれほどいただろうか・・・)
サービスは段々、改善されていっているのかもしれませんね。
はじめての体験はドキドキしますが、ものは試し。
機会があればぜひ一度、利用してみてはいかがでしょうか!
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