雑誌・FRaU(フラウ)に見る、無理しない循環する暮らし。

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講談社が昨年から不定期で発刊している雑誌『FRaU(フラウ)』。

初刊であった2019年1月号『FRaU SDGs 世界を変える、はじめかた。』は、日本で初めてSDGsに全面的に取り組んだ女性誌として大きな注目を浴び、数々の賞を受賞しました。雑誌にもかかわらず2回の重版を重ね、1年を経過した現在も発売されています。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。

しかし日本のSDGs認知率はまだまだ人口の30%程度しかありません。
その理由の一つとして、「身近でない」ことが挙げられるのではないでしょうか。

そこに女性誌として切り込んだのが『FRaU(フラウ)』。
表紙に流行りのモデルさんではなく、身近な女優さんである綾瀬はるかさんを。
内容もトレンドではなく、国内外で実際に暮らしを実践している人や、斬新かつ継続的なビジネスを取り上げています。

決して押しつけでなく、「こんな選択肢もあるんだよ」と提案してくれる。
そんな、やさしさ溢れる雑誌です。

気持ちよく、オシャレな感じで読めることは大事だと思います。1冊目で表紙に綾瀬はるかさんを持ってきたのも、最もメジャーな女優さんが出ていることで、SDGsもみんなにメジャーなこととして受け止めてほしいというメッセージです。
もし、表紙が「知る人ぞ知る」といったモデルさんだったらマイナー感が出てしまいます。誌面で紹介する商品記事などは、「買わないとだめ」みたいな決めつけはしないようにしています。世の中にとっていいものって、意外とデザインがよかったりする。そういう優れたものを紹介するようにしています。/『2030 SDGsで変える』FRaU関龍彦編集長インタビューよりhttps://miraimedia.asahi.com/frau/

最新刊は2020年12月22日発売の、2021年1月号。テーマは「循環」。
オランダやアメリカのサーキュラーエコノミー(循環型経済)を元にしたビジネスや、国内で循環型の暮らしを送る人々が紹介されており、私の自邸タイニーハウス・もぐら号も取り上げていただいています。

一口に循環と言っても、長く使えたりリサイクルできる、地球や人にやさしい商品・サービスである、経済的な循環性がある(サーキュラーエコノミー)など、切り口はたくさん。

ただそのストーリーがあるかだけではなく、自分でそのデザインが美しい・カッコいいと思うか、使っていて心地よいかはとても大切で、私自身ももぐら号を作る時「心身ともに快適に、長く暮らす」ことのできる家であることを目指しました。


例えば窓は断熱性の高いペアガラス、断熱材もしっかりと入れたため真冬でも家の中はとても暖かく、エアコンを一日3時間もつければ魔法瓶のように、家全体の暖かさが持続します。

だから光熱費は普通の家と比べて半分以下、お財布にも地球にも優しいのです。

モノも、ソファや梯子、机などの家具は暮らし始めてから、使い勝手の良いように自分でつくりました。
そうすると空間に無駄がなく、自然と愛着がわくから長く使うようになる。壊れたら自分で直せる。

自分を家に合わせるのではなく、家を自分に合わせる。ライフステージに合わせて一緒に変化していく。
そういう意味で、セルフビルドやDIYはとても循環型だなあと思います。

一方で、全部作る必要もありません。
作れるものは作ったらいいし、長く使えるデザインものや、自分の時間を節約できるような家電を見つけたらそれを買ったらいい。

無理したらその時点で継続的・循環的ではなくなってしまうから、
心地よい量やレベルを自分で見つけていくことこそが第一歩なのかもしれません。

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