土地をシェアして、みんなで住まう。タイニーハウスビレッジとは?

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皆さんは、「タイニーハウスビレッジ」を知っていますか?

タイニーハウスビレッジとは、一つの土地をシェアしながらそこにタイニーハウスを置き、数人で住まうちいさなビレッジ(村)のようなもの。タイニーハウスコミュニティと呼ばれることもありますが、意味は同じです。

実際にアメリカやオランダ、デンマークにはいくつかのタイニーハウスビレッジがあり、そこでタイニーハウスに居住している人が存在します。

今回は、アメリカのタイニーハウスビレッジを参考にしながら、その仕組みや可能性について考えていきたいと思います。

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タイニーハウスビレッジとは

タイニーハウスビレッジは、「一つの土地をシェアしながらそこにタイニーハウスを置き、数人で住まうこと」。

仕組みはシンプルで、500〜2000㎡ほどの広めの土地を用意し、そこにインフラ(水道や電気)を設置するタイニーハウスの棟数分引き込み、タイニーハウスを設置するだけ。
居住者は月額で利用料を払い区画を借りて、そこにタイニーハウスを置いて暮らします。

ざっくりと図解するとこんなイメージ。

©︎Yuki Soma

例えば、世界初のタイニーハウスコミュニティと言われる、アメリカ・オレゴン州ポートランドにあるSimply Home Community(シンプリー・ホーム・コミュニティー)。
25〜51歳と幅広い年齢層の8人の住人が住んでおり、職業はデザイナー、大工、コンサルタント、バリスタなど様々。

住人でもあるトニーとアリーンが所有している土地で、現在は住人間で合同会社を作り、そこに所有権を移転している途中とのこと。(でもとっても複雑だそうです笑)

各タイニーハウスの大きさは9〜14㎡ほどで、約130㎡ある母屋のキッチンやリビングをシェアしています。

住人が支払っている金額はタイニーハウス1棟あたり約$400(約43,000円※2019年1月現在)。
これは土地のみでなく、母屋の使用料など共益費も含まれます。


また、持続可能な食を目指し、様々な工夫をしています。
それが、Bulk buy(一括購入)、Community dinner(コミュニティーディナー)、Garden(畑)の三つ。

Bulk buy(一括購入)は米や豆、小麦粉、砂糖、オリーブオイルなど日々使うものを共同で購入してみんなで分けあって使っています。

Community dinner(コミュニティーディナー)は、1週間に1回持ち回りで夕食を作ります。あとの6日間は他の住人が作るため、夕食の時間に母屋のダイニングに来るだけでいい、というもの。
これはそれぞれの料理の手間を省くだけでなく、住人間のコミュニケーション促進が目的でもあるそうです。

そして、Garden(畑)は、共同の畑の世話をみんなでして、トマト、ピーマン、ナス、豆などの野菜を育て収穫し、料理に使うというもの。
無農薬の安全な野菜を食べることができる他、食費も節約できそうです。

このように複数人で生活することで手間を省きつつ、質の高い生活が送れる、というのもタイニーハウスビレッジの大きなメリットです。

Simply home communityの雰囲気は以下のインタビュー動画がわかりやすいので、ぜひ参考にしてみてください。

This Tiny House Community is Located in Portland, Oregon!

タイニーハウスビレッジのルール


私自身シェアハウスの管理人をやっていて思うのですが、個室があるとはいえ集団生活。
タイニーハウスビレッジも、他の人への思いやりや協力なしでは生活できません。

そのため、多くのタイニーハウスビレッジでは住人が最低限守るべきルールが決められています。

例えば先ほどご紹介したSimply Home Communityでは、清掃や畑の世話をみんなで行ったり、問題解決と住民同士のコミュニケーションの場として定期的にミーティングが行われ、必要があればみんなでメンテナンスなどの作業を行います。

これらのルールがちょっと面倒・・・と思ってしまうようであれば、タイニーハウスコミュニティではなく自分で土地を買って住む方がいいかもしれません。

また、タイニーハウスはトレーラー式のものであれば、移動させることができます。

いくらルールがあっても異なる人間同士。
コミュニティがどうしても合わないと思ったら移動させて、別の場所へ引っ越すのも選択肢の一つでしょう。

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