何がちがうの?小屋、タイニーハウス、キャンパーの違いと特徴について

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タイニーハウス・トレーラーハウス

©photo by Yuki Soma

タイニーハウスの「タイニー」は「ちいさい」、トレーラーハウスの「トレーラー」は「車輪がついた土台」のことを指します。

つまり、タイニーハウスは基本的に移動式のもの・固定式のもの両方、トレーラーハウスは移動式のものを指すというだけで、あまり大きな違いはなく、同義で語られることもしばしばあります。大きさもほぼ同じくらい(約10〜25㎡前後)。

厳密にいうとタイニーハウスの方が見た目がより「家」らしく、さらに歴史にも違いがあるのですが、それはまた別の機会にお話します。

タイニーハウスやトレーラーハウスは、小屋やキャンパーと比べると大きいためキッチンやトイレ、シャワーなどの水回りをつけることのできます。
一定の基準を満たせば「車輌」として認められるため、店舗やホテルとして使用し、建物が建てられない遊休地の利活用方法としても注目されています。

さらに小屋より労力はかかりますが自作もでき、購入しても500〜800万円前後と、貯金のみまたは5〜10年の最小限のローンで購入することも大きな特徴。

デメリットは、一般的な住宅よりはずっと小さいことと、このあとにご紹介するキャンパーと比べると簡単には移動ができないこと。
車で牽引することもできますが、ある程度の慣れが必要であり、全長も長いため(4〜12mほど)、道幅の広いところでないと入ることができません。

価格が比較的安く、ある程度の居住性があり、移動もできる。
そのどれにも特化していないため、ある意味では中途半端ともいえますが、「できる限り居住性を高め、移動できるようにもしたい」バランス派はタイニーハウスやトレーラーハウスがいいかもしれません。

タイニーハウスはこんな人におすすめ

・自分の家はほしいけど、ローンは組みたくない
・小さな空間で、物は少なくシンプルに暮らしたい
・ある程度の断熱や水回りがほしい

キャンパー(バンライフ)


可動性の極みがキャンパー。

2018年キャンピングカーの需要は過去最高ともいわれていますが、数千万円ちかくするキャンピングカーを購入するのではなく、自作してしまう人も増えてきています。それらを総称して「キャンパー」と呼びます。

その中で、軽トラや2トントラックの荷台に小さな小屋を作って住めるようにした「軽トラキャンパー」も近年注目を集めています。

軽トラは中古であれば数十万円で購入できますし、荷台につくる小屋もDIYで50〜200万円前後で自作することもできます。
中にはソーラーパネルをつけ発電し、キャンピングカーの要領でタンク式のミニキッチンをつけている人も。

ジャッキを使って荷台の小屋を外すこともできるため、普段は軽トラ、ちょっと旅に出たい時だけ軽トラキャンパーに変身!なんてこともできます。
日本には温泉にトイレ、レストランまで揃った道の駅も沢山あるので、車中泊も比較的しやすいでしょう。

同時に、ハイエースなどのバンの内装を改造した「バンライフ」も注目されています。
一見普通の車に見えますが、内装に木材などを貼ったり断熱材を足せば、おしゃれな部屋になってしまうから驚きです。

デメリットは、普通の住宅ほどの水回りなどの設備をつけられないことと、その大きさ。

一般家庭のような上下水に繋げることは困難なため、タンク式にしたり、コンポストトイレ(溜まったら捨てたり肥料にするタイプ)を活用する必要があります。
また、大きさは軽トラキャンパーの荷台やバンの大きさに限られるため、例えば一家4人で居住する・・・というのはなかなか難しいかもしれません。

しかし、とにかくフットワークを軽くしたい!という方や、移動にこだわる方は、軽トラキャンパーやバンはぴったりではないでしょうか。

キャンパーはこんな人におすすめ

・場所にとらわれず、移動し続けていたい
・キャンプや車中泊が好き
・水回りは不要、必要最低限でいい

まとめ

いかがでしたでしょうか?

それぞれの定義は明確なものはなく、またメリットもデメリットも表裏一体のもの。
どれが一番よいというわけでなく、自分の目的や用途、重視することによってどれが向いているかが変わってきます。

日本には道の駅や銭湯など、公共のインフラもたくさんあります。それ自体にインフラを備え付けることのできないからといって、決して生活ができないわけではありません。
あるいはタイニーハウスとキャンパーを組み合わせ、シチュエーションに合わせて使い分ける、なんてこともできます。(私もそうするつもりです!)

タイニーハウスホテルなどで体験をしてみたり、実践者の話を聞いてみてもいいかもしれません。
色々と見比べ、自分にぴったりの暮らし方を模索してみてはいかがでしょうか。

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